空母ロナルド・レーガン艦上でのルース大使のあいさつ

ジョン・V・ルース駐日米国大使(John Victor Roos)

2011年4月4日。



 最初に、この壮観な眺めを見渡し、皆さんのような素晴らしい米国民を前に、私は非常に感激しています。皆さんがこの数週間に成し遂げた任務に私がどれほど深く感動しているか、とても言い表すことはできません。ここではまず、3月11日に日本を襲った未曽有の災害で多くの方々が犠牲になったことに対し、米国を代表して日本国民への心よりのお悔やみを申し上げさせてください。

 私は先日、津波と地震に見舞われた宮城県の被災地を訪れました。ここにいるほとんどの皆さんがご存知のように、人は自分の目で見るまでは、どれほどの破壊がもたらされたのか想像もできませんし、実際にその目で見ても破壊の程度を理解するのは困難です。

 私は石巻市で、愛する人を含め、人生のほとんど全てを失った方たちにお会いしましたが、こうした方々の冷静な態度と回復力に富んだ精神に感動する気持ちを抑えられませんでした。この数週間、皆さんも同じような経験をされたと思います。

 津波では大勢の日本人の尊い命が奪われました。24歳の若き米国人英語教師、テーラー・アンダーソンさんも津波の犠牲者のひとりです。先週テーラーさんのお父さんは、アンダーソン家はテーラーさんが暮らし、とても愛した町の復興に貢献する方法を見つけたいとおっしゃっていました。それを彼女も望んだだろうと考えたからであり、何らかの形で彼女が3年間教えた子どもたちの力になりたいとのことでした。

 日米両国を結び付けているのは、今日ここにいる皆さんひとりひとりもその一端を担っている、両国の友情です。過去3週間半にわたりこの惨禍から日本という素晴らしい国の支援に昼夜を徹して働いてきた友人同士として、日本と米国は本日、共に空母ロナルド・レーガンのデッキに立っています。私たちは、そしてこのデッキにいる皆さんは、これまでの活動で多くを成し遂げてきました。しかしこれからの道のりが長いことも知っています

 私たちは米国人として、この大きな助けが必要とされている時に、ささやかではありますが日本の友人を支援する役割を担ってきたことを誇りに思います。日本が人道支援と災害救援の要請への対応において、世界各地で指導的役割を果たしてきたことを私たちは何度も目にしてきました。今回は米国と世界が日本を支援しています。

 今後、米国の活動は日本の再建に必要とされる作業に合わせ変化しますが、我々の姿勢は変わりません。日本の友人の皆さんが現在直面する、そして今後も引き続き直面する多くの課題への取り組みを継続するに際し、日本が米国を必要とする場合には、時や場所を問わず、米国が日本の力になることを決して忘れないでください。皆さんの働きに感謝します。米国人として皆さんをとても誇りに思います。ありがとう。

 ありがとうございました

米国大使館HP『政策関連情報』http://japanese.japan.usembassy.gov/j/policy/tpolicyj-translations.html


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