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六中観

安岡正篤



忙中閑(かん)有り

忙中に掴(つか)んだものこそ本物の閑である。
(忙しい人の方が、たくさん読書もするし、人生を楽しんでいる。)

苦中楽有り

苦中(くちゅう)に掴んだ楽(らく)こそ本当の楽である。
(苦労のないところに楽しみはない。苦しみ悲しみは紙一重)

死中活有り

身を棄(す)ててこそ浮かぶ瀬もあれ。
(ときには死んだつもりになって頑張りたい。)

壺中(こちゅう)天有り

どんな境涯(きょうがい)でも自分だけの内面世界は作れる。
(現実の世俗的生活の中に自らが創っている別天地。)

意中に人有り

心中に尊敬する人、相(あい)ゆるす人物を持つ。
(理想的人物像を心の中にもっている。)

腹中書有り

身心を養い、経綸(けいりん)に役立つ学問をする。
(断片的な知識ではなく、しっかりした哲学を腹の底に納めている。)


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