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大西海軍中将の遺書

海軍中将 大西瀧治郎

1945年(昭和20年)8月16日 渋谷・南平台の官舎にて割腹自決(享年55歳)



遺書

特攻隊の英霊に日す 
善く戦ひたり深謝す 
最後の勝利を信じつつ肉弾として散華せり

然れ共其の信念は遂に達成し得ざるに到れり 
吾死を以て旧部下の英霊と其の遺族に謝せんとす

次に一般青少年に告ぐ 我が死にして軽挙は利敵行為なるを思ひ 
聖旨に副ひ奉り自重忍苦するの誡ともならば幸なり 
隠忍するとも日本人たるの矜持を失ふ勿れ 
諸子は国の宝なり 
平時に処し猶克く特攻精神を堅持し日本民族の福祉と世界人類の為 
最善を尽くせよ

辞世

これでよし 百万年の 仮寝かな

すがすがし 戦のあとの 月清し


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