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マーフィーの法則

Wikipediaより

マーフィーの法則(Murphy's law)とは、「失敗する余地があるなら、失敗する」「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」をはじめとする、先達の経験から生じた数々のユーモラスでしかも哀愁に富む経験則をまとめたものである。多くは都市伝説の類で笑えるが、中には重要な教訓を含むものがある。



"Everything that can possibly go wrong will go wrong."「不都合を生じる可能性があるものは、いずれ必ず不都合を生じる」という種類の「経験則」で、アメリカ空軍が起こりといわれる。日本でも1980年頃から計算機科学者を中心に知られるようになり、1990年代前半に広く流行した。
一面では「高価なもの程よく壊れる」に代表されるような自虐的悲観論を具現化したものと捉えることができるが、その一方で「常に最悪の状況を想定すべし」という観念は今日、システム開発、労働災害予防、危機管理、フェイルセーフなどの分野で現実問題として重要視される考えとなっている。

【「マーフィーの法則」の様々な表現】

英語版によると、

 "If it can happen, it will happen."
 「起こる可能性のあることは、いつか実際に起こる。」

が基本精神であって、その基本的表現は

 "Anything that can go wrong will go wrong."
 "Everything that can possibly go wrong will go wrong."
 「うまく行かなくなり得るものは何でも、うまく行かなくなる。」
 「何事であれ失敗する可能性のあるものは、いずれ失敗する。」

である。歴史的には後述のように、

 "If that guy has any way of making a mistake, he will."
 「何か失敗に至る方法があれば、あいつはそれをやっちまう。」

があり、更にパワーアップした

 "If there's more than one way to do a job, and one of those ways will result in disaster, then somebody will do it that way."
 「作業の手順が複数個あって、その内破局に至るものがあるなら、誰かがそれを実行する。」

に変化した。日常生活でも

 "It will start raining as soon as I start washing my car, except when I wash the car for the purpose of causing rain."
 「洗車しはじめると雨が降る。雨が降って欲しくて洗車する場合を除いて。」

が知られている。

O'Tooleのコメントは大変ふるっている。"Murphy was an optimist!"「マーフィーは楽天家だった!」

【名称の由来】

「マーフィーの法則」という名は、一般には、オハイオ州デイトンのライトフィールド基地にある空軍研究所に勤務していたエンジニアのエドワード・アロイシャス・マーフィー Jr.(Edward Aloysius Murphy Jr.)大尉の名前を採ったといわれる。その逸話は以下のようなものである。

「線形減速に対する人間の耐性 I(後ろ向きに座った姿勢の予備調査)」のため、1949年5月、カリフォルニア州のミューロック空軍基地に来ていたマーフィーは、トラブルを起こした装置を調べて誰かが間違ったセッティングをしていた事を発見した。ここで彼の言った台詞 "If there is any way to do it wrong, he will." 「失敗する方法があれば、誰かはその方法でやる」がこの「法則」の土台となった。

ノースロップ航空機プロジェクトマネージャーでのちにジェット推進研究所にも勤めたジョージ・E・ニコルズがこれを「マーフィーの法則」と命名し(ニコルズは最初の『法則』刊行に際して巻頭言を寄せた)、数週間後、前述のプロジェクトで実験台を勤めていたジョン・スタップ少佐(当時)が記者会見でこれについて話した。その結果、この「法則」は軍部内に広まり、各種技術雑誌から一般雑誌・新聞の話題へと広がって行った。そして1977年には、Arthur Blochの『Murphy's Law and Other Reasons Why Things Go Wrong』が出版され、これは全米のベストセラーにまでなり、いまなおウェブサイトや単行本、シンクタンクなどで話題を賑わしている、というものである。


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