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ムーミンの登場人物

Wikipediaより



【主要人物】

ムーミントロール(スウェーデン語: Mumintrollet、フィンランド語: Muumipeikko)
ムーミンという妖精に似た生き物の一家の男の子。見た目は直立したコビトカバのような風貌をしている(コミックスとアニメ『楽しいムーミン一家』では、ミイが拾った熱帯の種を家の周りに撒き、ムーミン屋敷がジャングルの様になった時に、スティンキーが動物園から猛獣を盗み出したのを捕えにきた動物園の係官に、ムーミン一家とスノークの女の子(またはフローレン)がカバに間違えられて怒るエピソードがあった。さらにヘムレンによって生物学的にもカバとは異なる種族であることが証明されている)。父親はムーミンパパ、母親はムーミンママ。

フィンランドのどこかにある「Muumin Dalen」(ムーミン谷)と呼ばれる場所で、ひっそりと暮らしている。冬になると家にこもって冬眠する。先祖は大きなストーブの裏側に住んでいた。小説では体の大きさは電話帳くらいのサイズとされるが、コミック版のムーミンでは人間と同じである。

元々は、スウェーデン語により書かれた童話だが、1954年以降、英国の新聞イブニング・ニュースにこれとは独立した漫画が連載された。『楽しいムーミン一家』『ムーミン谷の仲間たち』ほか、多くの作品に登場する。「ムーミントロール」という名前は、北欧の伝説に現れる妖精トロールからとられている。実際には、「ムーミン」という名前は妖精の種族を表すようだが、童話での「ムーミントロール」は、主人公の名前として使われている。

ヤンソンが、ムーミントロールの原型らしきものを最初に描いたのは、政治風刺誌『ガルム』誌上であり、当時は画中の隅のほうにいる小さな目立たないキャラクターにすぎなかった。それ以外にも、ヤンソンは、ムーミンかどうかはわからないものの、トロールのシルエットを描いた作品を残している(「黒いムーミントロール」)。元々北欧では、トロールは人間にとって気味のわるい生き物であるとされており、ヤンソンは叔父から「夜中に背後から息をふきかけてくるトロール」(これがムウーミントロールと言った)の話を聞かされたという記述がある。ムーミントロールのイメージは、初期のこのようなおどろおどろしいものから、徐々に現在のような形に変化していったと考えられる。

ムーミンパパ(典: muminpappa、芬: Muumipappa)
ムーミントロールの父親。妻はムーミンママ。
出自は捨て子で、へムル[実際はフィリフヨンカの孤児院だが、パパの思い出でまだ存命中の者の迷惑にならないように、ヘムルとした]の孤児院に保護された。院長とウマが合わず孤児院を脱走して、発明家フレドリクソンらと共に蒸気船「海のオーケストラ号」で冒険の旅に出た。航海の後、嵐の海岸で助けた女のムーミン(のちのムーミンママ)との間に生まれたのがムーミントロールである。『ムーミンパパの思い出』が現在に至るまでの半生記となっている。

子供の頃は「ムーミン」と呼ばれていた。
シルクハットがトレードマークで、パイプタバコを好む。若い頃は冒険家であり、現在は第一線を退いているもののその精神は忘れていない。家族を守ることに強い使命を感じている。しかし、モランから家族を守ろうとして逆にガードを断られたり、と行動が空回りすることもしばしば。原作では、ふとした時に冒険心に駆られ、ムーミン屋敷を飛び出すなど、放浪癖がある。

ムーミンママ(典: muminmamma、芬: Muumimamma)
ムーミントロールの母親。夫はムーミンパパ。
いつも賑やかなムーミン一家を支える。常に赤と白の縦じまの腰巻エプロンを着用して、手には持ち手の付いた黒いハンドバッグを携帯している。夫や子供達に分け隔て無く愛情を注ぎ、スノークのお嬢さんやミイに時折料理を教えている。

寛容で穏やかな性格だが、時折お転婆で無鉄砲な性格が垣間見える。『楽しいムーミン一家』ではモランがトフスランとビフスランに盗まれたルビーの王様を取り返しにムーミン屋敷に来訪した時はフライパンを片手に立ち向かったり、飛行おにの帽子でムーミン屋敷が植物に乗っ取られた時は生えた果物を物怖じないで食べてムーミンパパに薦めたり、この帽子で、ムーミンが化け物になりスナフキンらに殴られ泣いているのをムーミンと見抜いたりとムーミン一家の中では精神的に強い方。

自宅では主に台所に立ち料理を作っている。趣味は家事の合間にリビングでイスに座りながらする編み物、一家で海に出かけた時にも暇を潰すのにも編み物をしている事が多い。 庭でバラを育てるなどガーデニングに勤しみ、ムーミン達が山で摘んできた木いちごを使ってジャムやジュースを拵えている。また料理の知識の他に食用キノコと毒キノコを見分けるなど、山菜に対する知識も長けている。自宅の地下には彼女専用の薬剤室があり、自身の祖母が手帳に書き残した秘伝の薬の調合書を持っている。家族の誰かが病気になった際は、調合書で使用する薬の調合方を調べ、薬剤室に篭り薬の調合をしている。

若い頃のムーミンパパが「海のオーケストラ号」での冒険を終えムーミン谷に移住した数日後のある嵐の夜、海で溺れて助けを求める(スノークのお嬢さんそっくりの)女性を見つけ救出した。それが若い頃のムーミンママであった。

ムーミンママが大事にするハンドバッグは出かける時はもちろん、家事をする際にも常に所持している、このハンドバッグは命の次に大事な物で、一度なくした時(この時はトフスランとビフスランが昼寝に使用するのに秘密の場所に隠した)はミムラやヘムレンさんなども参加し村中総出で捜索するなど、彼女にとっては大事な物。ムーミン・コミックスでは犬にバッグを盗まれたが、ムーミンパパが持ってきた他のどんなデザインの代替品も拒否し、「あのバッグじゃなきゃダメ」と泣きじゃくるこだわりよう。バッグの中身は怪我した時に使うばんそう膏などの救急道具、靴下や手袋などの衣類の他、化粧用のコンパクトや、ムーミンパパに婚約の際に贈られたルビーの指輪や真珠のネックレスなど収められている。

体重は重いらしく、二期OPを見るとムーミンパパよりも重い(ムーミンパパを含むムーミン達が長椅子に座っており、端にムーミンママが座ると長椅子が片寄る)ムーミンパパがムーミンママに誕生日プレゼントとして送ろうとしていた自転車もかなりの重さにたえられるように設計図を作られていた。

スノーク(典: snork、芬: Niisku)
スノークというムーミンとは似ているものの異なる生き物の兄妹の兄。スノーク族の外観はムーミン族に似ており、体の大きさもほぼ同じだが、体色が個体ごとに異なり、感情によって変化する。ムーミンシリーズのほかの登場人物同様、種族名を名乗る。原作においては頭髪はなく、小説版の裁判のシーンで長髪のかつらを着用している。

アニメ版『ムーミン』における兄の「スノーク」のキャラクターデザインは、前述のかつら(よそ行きも持っていたり、おしゃまさんに取られそうになったりする)をかぶり、『楽しいムーミン一家』ではメガネに短髪となっている。

スウェーデン語でsnorkは「指図や命令をし、いばったり、うぬぼれたりする人」という意味である。

スノークのお嬢さん(ノンノン、フローレン 典: Snorkfroken、芬: Niiskuneiti)
スノーク族というムーミン族に似た生物の娘であり、兄はスノークである。体色は普段は薄い黄色だが気分により変化する。前髪があるところがムーミンと異なる。金のアンクレットを着けている。ムーミントロールのガールフレンド。

原作の『ムーミン』シリーズでは、スノークのお嬢さん(スノークのおじょうさん、コミックス版ではスノークの女の子)と呼ばれているだけで名前は設定されていない。初期のアニメ版『ムーミン』ではパイロット版のアフレコ中に田代敦巳音響監督の妻の愛称からノンノンと名前がつけられた。しかし原作者から"no"や"non"などの否定的な意味に取れると苦情があったため、アニメ版『楽しいムーミン一家』ではお嬢さんを意味するフローレンという名前となった。

小説版では、自分の前髪などに対するいささかナルシスト的な面も見せるが、ムーミンに気遣いを見せる優しい女の子として描かれる。コミックス版では夢見がちでのぼせやすく、浮気性な面が強調され、一面的な「わがままな女の子像」に拘泥する。

『ムーミン谷の彗星』にて初登場。巨大食虫植物アンゴスツーラに襲われているところをムーミントロールたちに救われる。ムーミントロールは、彼女が以前落とした金の足環を拾っており、それを渡すことができて喜んだ。これが切っ掛けで彼女はムーミントロールのガールフレンドとなり、彗星を避けるために兄妹はムーミン谷へ同行し、移り住むことになる。

ミイ(典: lilla My、芬: pikku Myy 原文和訳で「ちびのミイ」とも)
タマネギのように結った髪型が特徴のミムラという生き物で、ミムラ夫人の娘。他に35人の兄弟姉妹がいる。ヨクサルとミムラ夫人が恋人になった後に生まれている。生意気な言動で、作品に現実的な視点をそえる特徴的なキャラクター。種族名がそのまま呼称となっていることが多いムーミン世界の中では珍しく、個人名を持っている。

スニフ(典: Sniff、芬: Nipsu)
顔はツチブタ、体はカンガルーのような外見の生き物。種族名は不明で『小さな生き物』と表記されることが多い。臆病でわがまま。宝石や貴金属など、キラキラ光るものが大好き。自分より弱いものには優しく接する。ムーミン一家と同居している。ムーミンパパの若い頃の冒険仲間であるロッドユールとソースユールの間に生まれた子。

スナフキン(典: Snusmumriken、芬: Nuuskamuikkunen)
ムーミントロールの親友。しっぽが描かれた挿絵も存在する。
自由と孤独、音楽を愛する旅人。物事を所有することを嫌う。冬の来る前に南へ旅立ち、春の訪れとともにムーミン谷に戻ってくる。ただし、原作『たのしいムーミン一家』ではムーミンと共に冬眠する描写がある。アニメーション版では理知的で静かな大人という雰囲気のキャラクターである。これは子供らしさを残す主人公のムーミンに対して、その人生観や世界観によって影響を与えていく、いわば「導き手」として焦点化されたストーリー上の役割によると考える人もいる。

父親はムーミンパパの友人ヨクサル。母親はミムラ族のミムラ夫人で、スナフキンはミムラ姉さんやミイの弟にあたる。

1969年版・1972年版のアニメではアコースティック・ギターを弾き歌も歌うが、原作と『楽しいムーミン一家』ではハーモニカを吹き、歌わない。

原作のスナフキンは理知的ではあるが孤独を好み、どちらかといえば人づきあいが苦手な人物として描かれている。立て札や看板が嫌いで、公園の「芝生に入るべからず」のような立て札を見て怒り、抜き捨てたこともある。心を許しているのはムーミンなどごく一部の人々にすぎず、『ムーミン谷の十一月』ではヘムレンさんなどの他人に対してひどく無愛想である。しかし『ムーミン谷の夏まつり』では、やむを得ず引きとることになった24人もの孤児(森の子供たち)の世話をした。

『ムーミン・コミックス』シリーズに出てくるスナフキンは原作よりもやや外向的である。しかし自分の嫌いな人々がムーミンの家にやってくるとスナフキンはこそこそ逃げだしてしまう。

『楽しいムーミン一家』では、ムーミン一家以外の人たちに対しても無愛想にならず、友好的に接している。何かと事件解決の突破口を作ることも多い知恵者的立場で活躍する為か、親友であるムーミンを始め周囲からは信頼され頼りになるキャラクターという設定である。番組開始当初は「子ども達」の括りにいたが、進行する毎に「子供たちのお兄さん」的立場、どちらかというと大人の立場に移っており、ムーミンパパやママ大人達からも「スナフキンがいるから安心」と頼られている。

上記にあるとおりミムラやミイとは姉弟ではあるが、アニメではその関係に触れられていない。ミムラとは他人行儀な会話しかなされておらず、『楽しいムーミン一家』の過去編といってもよい劇場版『ムーミン谷の彗星』では、スナフキンとミイはその映画で初めて対面している。その為、『楽しいムーミン一家』のエピソードでは、ミイからデートに誘われている(スナフキンは断っており、ミイを見かけると逃げようとする素振りも見せている)。

日本名のスナフキンは英語名のSnufkinからの孫訳で、原作のスウェーデン語ではスヌスムムリク(嗅ぎタバコを吸う男の意味)という名で登場する。「スヌス」は「かぎたばこ」、「ムムリク」は親しみを込めて言う「あいつ、野郎」という意味のスウェーデン語。

彼の自由気ままな生き方は、原作読者・アニメ視聴者の子供たちはもとより、日々の生活に疲れた一部の大人たちの郷愁・憧れも誘い、「スナフキン的な生き方」は理想の生活、スローライフの代名詞としても用いられることもある。その為公式サイトで行われたキャラクター投票では、一位をとるほどの人気キャラクターであった。文芸誌『ダ・ヴィンチ』の2005年12月号では、巻頭数十ページにわたってスナフキン一人の特集が組まれた。

【その他】

ミムラ姉さん(典: Mymla、芬: Mymmeli)
タマネギのように結った髪型が特徴のミムラという生き物で、ミムラ夫人の娘。35人もの兄弟姉妹の長姉で、ミイは妹。作中で「ミムラのむすめ(典: Mymlans dotter)」とも表記された。自立心旺盛な娘。ヨクサルとミムラ夫人が出会う前に生まれた。

モラン(典: Marran、芬: Morko)
触れるものを凍りつかせる化け物。女性。常に温まりたいと思っているのだが、そのさびしい、冷たすぎる心のために、周囲を凍らせてしまう。『岸田版ムーミン』ではムーミン達とも会話をしているが、『楽しいムーミン一家』では、唸り声などだけで意思疎通はあまり取れていない。その為、トフスランとビフスランにモランが大切にしていた「ルビーの王様」を盗まれても意思疎通が取れない為、取り返すことをムーミン達に邪魔されてしまった。

ヘムレン(典: hemul、芬: Hemuli)
ヘムル(スウェーデン語:hemul)は個体名でなく種族名で、ヘムレン(hemulen)は「そのヘムル」という意味。
物語中に複数の「ヘムレンさん」が登場している。日本のアニメ版で一般的な「ヘムレンさん」は初老の男性で、スカートのような服を着ていて切手や蝶や植物をあつめている(学者という設定を持つこともある)。

外観はムーミン族に似ているが、顔に突き出ているのは鼻ではなく口吻らしく、先端に口がある。また挿絵には外耳は見当たらず、頭髪が生えている個体の挿絵も多い。ムーミン族より大柄で、普段は衣服を着用している。ヘムルの伝統衣装はスカート。
ムーミン谷の外にある「ヘムルの世界」で、多数の個体が暮らしているらしい。
スウェーデン語でhemulとは「正当性」という法律用語。そのためか、物語中に登場するヘムルも警察署長や警官、公園の管理人などの職業についているものが多かった。

ヘムル署長(hemul)
ムーミン谷の警察署長。『ムーミン』の署長は、ムーミンコミックスの署長の手下の巡査に似ていて、口ひげをはやして人のような姿をしている。『楽しいムーミ ン一家』の署長は、原作に忠実なヘムルの姿で、バラの栽培を好む。帽子をとると、ヘムレンさんのように頭髪がありてっぺんは禿げている。

ニョロニョロ(典: hattifnatt、芬: Hattivatti)
小さいお化け。白い靴下を逆さにしたような形をしている。物語にしばしば登場し不思議な存在感を示す。スウェーデン語名は「ハッティフナット(Hattifnatt)」で、hatta(優柔不断で迷う)と、fnatta(放浪する)という二つの不定詞の合成語と言われている。

体は白く細長い筒状で、スポンジでできているように見える。通常は直立しており、頭部は丸く、下部は擦り切れた様になっている。体長は個体によってまちまちであるが、だいたいムーミンママの腰あたり。ムーミンパパの発言によると「長い白い靴下」にいちばんよく似ている。また、場合によっては姿を見えなくすることができる。

腕に相当するものは無く、手は体の横に直接付いていて、物をつかんだり投げたりすることができる。体の下端には足がついており、すべるように移動する。
頭部には前方を向いて並んだ無表情な丸い目が2つあり、色は青・黄・赤・灰色に変化する。鼻・口・耳などは存在しない。視力は鈍く、聴力は無いが、地面からの振動は敏感に感じとることができる。

会話はできないが、手を振ったりお辞儀をしたりすることでコミュニケーションをとる。まれに微かに声を出して歌うことがある。電気によって他人の考えを読み取ることができるとも考えられており、実際にムーミンパパの考えにあわせて動きを変えたりする行動が見られる。しかし原作では、"何かを思うことも感じることもなく、ただひたすら水平線を目指し続ける「永遠の放浪者」"であり、ムーミンパパがニョロニョロの漕ぐ船に同乗し、積極的にコミュニケーションを交わそうとするが、なんの反応も見せずに閉口してしまう場面があるなど、無機質なキャラクターとして描かれている。

身体に電気を帯びており、不用意に近づくと感電する。特に雷のあとには強く帯電し、全身が発光している。また、ニョロニョロの近くでは、物の焦げたような臭いや硫黄の臭いがすることが多いが、これがニョロニョロ自体の臭いであるか、電気によって物がこげるためであるかは不明である。
ニョロニョロは光沢のある白い小さな種から生まれるが、発芽する日は夏至祭の前日に限られる。地面にニョロニョロの種子を蒔くと、すぐに頭部から順に生育し、最後に足が地面から出て移動を始める。生まれたてのニョロニョロは特に強い電気を帯びている。

成長したニョロニョロは、海上をボートや船で移動しながら各地の孤島を巡回している。巡回している際の個体数はまちまちであるが、かならず奇数である。上陸した島にはシラカバの皮の巻物を残していくことがある。この巻物に触ると感電するが、文字などは書かれていない。夕立を好み、雷が発生する場所に群れをつくることがある。

夏至の日には、ニョロニョロはムーミン谷の北北西に位置する決まった島に集まる。マホガニー製の大きな気圧計がついた青い柱を中心に、世界中から約700体が集合する。目的は不明。

ムーミンたちの間では、ニョロニョロの話をすることは上品なことではないとされている。ニョロニョロはひどい暮らしをしており、また危険であるともいわれている。ニョロニョロはお化けとして扱われており、そばに近づくことを嫌がる人も多い。

ジャコウネズミ(典: bisamratta、芬: piisamirotta)
哲学書を好む。いつも読んでいる本は『すべてがむだである事について』。一時、ムーミン一家と同居していた。

トフスランとビフスラン(典: Tofsla、Vifsla、芬: Tiuhti、Viuhti)
原作、『ムーミン』、『楽しいムーミン一家』共に登場。小さい生き物の夫婦(『ムーミン』では双子とされトフス、ビフスと呼ばれる。)で、変な言葉(邦訳版では単語の一文字を入れ替えた文体/絵本「ムーミン谷への不思議な旅」では語尾に「スラー」をつけた言葉)をしゃべる。自分達の好きなものは、勝手に自分達の物にしてしまう性格で、『ムーミン』ではスプーンなどを、原作や『楽しいムーミン一家』ではモランが持っていたルビーの王様やムーミンママの大切なハンドバッグを、勝手に自分達の物にしていた。後にルビーの王様は歌う花の球根と交換しムーミン達に見せに再びムーミン谷に来た。

飛行おに(鬼)(典: Trollkarl、芬: Taikuri)
シルクハットをかぶった不思議な魔法使い。空飛ぶ黒豹にまたがって世界中を飛び回り、巨大な宝石「ルビーの王様」を探して月まで行った。トフスランとビフスランがモランから盗み出したルビーの王様を飛行おにの能力で二つに分け手に入れることができた。以降、ムーミン達に何度かムーミン達の相談に協力している。オリジナルのスウェーデン語では魔術師や魔道士を意味する名前だが、日本名の飛行おには英語名のHobgoblinから取られている。

氷姫
『ムーミン谷の冬』にのみ登場する。典: den stora koldenとisfruの意訳(それぞれ「大寒波」、「氷夫人」)。美しい女性であるが、姿を見たものは凍死する。小説には挿絵が無いが、『楽しいムーミン一家』には原作の描写とは大きく異なるファンキーなデザインで登場。

トゥーティッキー(おしゃまさん、典: Too-ticki、芬: Tuutikki)
小説では『ムーミン谷の冬』に登場する。赤と白の横じまセーターを着た、落ち着いた性格の女性で、種族は不明。
『楽しいムーミン一家』ではあまり頻繁には登場しないが、透明人間になってしまった少女をムーミンママに預けに来たのが初出。ムーミン一家の水浴び小屋に(無断で)冬の間だけ住んでいる。偶然、冬眠中に目を覚ましたムーミンに知られその旨を謝った。翌年の冬でも、ムーミン家から薪を無断で持ち出している(ただし、「自分達のお祭りだから、当然返してる」と冬眠明けの前に返却している事を告げているが無断で使用してる事についての謝罪は無い)。モデルは作者の私生活でのパートナーだったトゥーリッキ・ピエティラ(Tuulikki Pietila)。

フィリフヨンカ(典: Filifjonka、芬: Vilijonkka)
キツネとタヌキの中間のような顔で、体つきは人間のような生き物。個人名ではなく種族名である。小説に登場したフィリフヨンカは全て女性で、ほっそりした体つきをしている。掃除好きという設定になっていることが多く、神経質で気が弱い。『楽しいムーミン一家』ではフィヨンカ夫人とされコミックスと同じく3人の子供がいる。第28話から第30話には別にフィリフヨンカという名前で出ており、こちらは小説のように、夏祭りで呼んでも来ない親戚を待ち悲しんでいるフィリフヨンカが出ており声は丸山真奈美が担当している。

ガフサ(典: Gafsa、芬: Kampsu)
『仲間たち』、『十一月』、『コミックス』に登場。鼻がとがった人間のような外見。『仲間たち』ではフィリフヨンカの友人。

めそめそ(典: Ynk、芬: Surku)
帽子をかぶりぼろきれをまとったイヌ。『ムーミン』では言葉はしゃべらず吠えるだけだが、原作と『楽しいムーミン一家』では言葉をしゃべるが四つ足で歩く。臆病で狼にあこがれている。

ホムサ(典: homsa、芬: homssu)
小さな人間のような外観の生き物の種族名で、作品中で異なる個体が何匹か登場する。『夏祭り』では主要登場人物のひとりとなる。他に、『十一月』のホムサ・トフトなど。種族共通の傾向として、想像力に富み、思い込みが激しい。このため、想像したことと現実の区別ができなくなってしまうこともある。

ミーサ(典: Misa)
『夏祭り』の主要登場人物のひとり。人間の女の子のような外観、種族は不明。大変な悲観主義者だった。

スティンキー(stinky)
コミックスとアニメで大活躍し 小説には登場しない。毛むくじゃらの球体に目鼻口をつけて触角・手足を生やしたような外見。トラブルメーカー。『ムーミン』では「ビトンビトン…」という声を発しながらジャンプして移動する。『楽しいムーミン一家』ではチョコチョコ走りまわっている。1日で普通の人の1週間分食べる。たとえ生ゴミでもなんでも食べるので臭う。そのために意味は臭うの英語stink(スティンク)から採られている。『コミックス』の初期には、臭いを表す湯気のようなものが描かれていた。

フレドリクソン(典: Fredrikson)
ムーミンパパが子供の頃に知り合った人物。ロッドユールは甥。発明家で、「海のオーケストラ号」の製作者。オーケストラ号は初めは外輪を備えた蒸気船で、後に航空機タイプに改造された。「ムーミンパパの思い出」のエピローグで、ヨクサル、ミムラ夫人、ミムラ姉さん、34人のミムラの子供、ミイ、ロッドユール、ソースユールとともに劇的に登場する。

ヨクサル(典: Joxar、芬: Juksu)
ムーミンパパが子供の頃に知り合った人物。フレドリクソンの製作した「海のオーケストラ号」に乗り組む事になる。ムーミンパパ曰く「スナフキンそっくり」。ミムラ夫人との間にスナフキンをもうける。スナフキンはミムラ姉さんと異父姉弟。外見も性格もほとんどスナフキンと同じ。

ロッドユール(典: Radd-djur)
ムーミンパパが子供の頃に知り合った人物。フレドリクソンの甥で、フレドリクソンの製作した「海のオーケストラ号」に乗り組む事になる。ムーミンパパは「スニフそっくり」と発言したが、外見はかなり異なる(スニフはロッドユールよりもソースユールに似ている)。頭に鍋をかぶっていて、普段はコーヒー缶の中で生活している。ソースユール(典: Sas-djur)と結婚式を挙げ、スニフをもうける。

はい虫(クニット、典: Knytt)
日本語版で「はい虫」と訳されているKnytt (クニット)は人間のような外見の小さな生物。『ムーミン谷の冬』に登場した「はい虫」ちょこちょこ走りのサロメちゃんは、しっぽを持ち、おもちゃの汽車の中で眠るほど小さかった。『さびしがりやのクニット』では「クニット」という語がそのまま使われている。

はい虫(クリュープ、典: Kryp)
上記のクニットと同じ「はい虫」の名で訳されているが、両者は全く別物である。様々な外見の小さな生物で、森の中などで集団で暮らす。『ムーミン谷の仲間たち』,アニメ『楽しいムーミン一家』に登場した「はい虫」は毛むくじゃらの動物のような外見で、スナフキンに「ティーティ=ウー」という名前をつけてもらった。

ご先祖様
『ムーミン谷の冬』に登場。ムーミントロールの千年前ほどの姿。毛むくじゃらのムーミンのような姿である。冬の間、ムーミン家所有の水浴び小屋にある戸棚にいたが、ムーミントロールに戸棚を開けられ、広間のシャンデリアに移住。暖かくなると暖炉の裏へ引っ越した。

アリサ
『楽しいムーミン一家』にのみ登場。ムーミン谷の外れにある森の一軒家で祖母クラリッサと共に暮らす、修行中の魔女見習い。ムーミン達とはとても仲が良く、よく一緒に遊ぶ。

クラリッサ
『楽しいムーミン一家』にのみ登場。森に住むかなり力の強い魔女。ホウキで空を飛ぶ他、様々な術を使うことができる。孫のアリサが善良なムーミン達と交流を持つことをあまり快く思っていない。


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