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三井家の家訓

三井高利

現代語訳されたもの。「商家の家訓」 山本眞功[監修] 青春出版社より抜粋。



一、単木は折れやすく、材木は折れ難い。汝ら相強力して家運の強固を図れ。

一、各家の営業より生じる総収入は、一定の積立金を引いた後、各家に分配せよ。

一、各家より年長者を一人あげ、「老分」と称してこれを全体の長とせよ。各家はみな、老分の命令を聞くべきものとする。

一、同族は決して相争うことのないように。

一、固く奢侈を禁じる。厳に倹約を心掛けよ。

一、名将の下に弱卒なし。賢く有能な者を登用するよう、最大の注意を払うこと。登用に当たっては、不平や怨嗟の声が上がらないようにせよ。

一、主人は一家のことについては、上下大小の区別なく、すべてに通じるよう心掛けよ。

一、同族の子供は、一定の年齢に達するまで奉公人と同様に扱い、番頭・手代の下で働かせよ。決して主人のような待遇をしてはならない。

一、商売は見切り時が大切であることを心に留め置け。

一、長崎に出て、外国と商売取り引きせよ。


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