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ブーケットの小象

作者不詳

2ch



これは実際にあった話です。
12月26日。クリスマスの次の日
タイのプーケットはいつもと変わらない朝だった。
クリスマス休暇でバケーションを地上の楽園で楽しんでいる人たちで
あふれかえっていた。そしてその日も晴れ渡った空の下、いつもと変わらない
楽園の一日が過ぎていくはずだった。そうあの津波さえ襲ってこなければ

津波はすべてのものを飲み込むように襲ってきた。
海岸で遊んでいた人たちが次々と飲み込まれ、気をなぎ倒し
車を押し流し、濁流になって町を飲み込んでいった。
人々は押し寄せてくる波から逃げ惑い町全体がパニックになっていた。
そしてすべてが押し流されていこうとしていた。

そのなかで少女2人は奇跡的に生き残った。
その2人は小象の背中に乗って遊んでいるところだった。
そしてそこに津波が押し寄せてきた。
人々が腰以上まで来る津波に押し流されていった。
しかしその強力な波の中で小象はじっとたって動かなかった。
懸命に2人の少女を背中に乗せて、打ち寄せる波にじっと耐えた
そうあの車でさえ押し流してしまうような波に。

そして今日も小象は今日も誰かを背中に乗せてゆっくりとプーケットのどこかを
歩いている。


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