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蘊相応 第七十二章

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あるとき、わたしは、このように聞いた。

ある日のこと、尊者のマハーコッティタは、
ラージャガハにある、ギッジャクータ山まで、
長老のサーリプッタを訪ね、このように尋ねた。

「サーリプッタよ、智慧が説かれているが、
如何な物をして、智慧の光と言うのだろうか。
如何なる者をして、賢明な人と呼ぶのだろうか。」

「色の味著を見とめ、色の禍患を見とめて、
色の出離を見とめ、色の滅尽を見とめること。
これを、智慧と呼び、賢明な人と呼ぶのである。」

「受の味著を見とめ、受の禍患を見とめて、
受の出離を見とめ、受の滅尽を見とめること。
これを、智慧と呼び、賢明な人と呼ぶのである。」

「想の味著を見とめ、想の禍患を見とめて、
想の出離を見とめ、想の滅尽を見とめること。
これを、智慧と呼び、賢明な人と呼ぶのである。」

「行の味著を見とめ、行の禍患を見とめて、
行の出離を見とめ、行の滅尽を見とめること。
これを、智慧と呼び、賢明な人と呼ぶのである。」

「識の味著を見とめ、識の禍患を見とめて、
識の出離を見とめ、識の滅尽を見とめること。
これを、智慧と呼び、賢明な人と呼ぶのである。」


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