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蘊相応 第六十九章

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あるとき、わたしは、このように聞いた。

ある日のこと、仏陀は、サーヴァッティの、
ジェータ林にある、アナータピンディカ園で、
集まって来た、比丘衆に、このように説かれた。

「比丘達よ、汝らは、色を、どう考えるか。」
「尊師よ、我が物ではないと、色を考えます。」
「然り、正しい智を以って、在りのままに見よ。」

「比丘達よ、汝らは、受を、どう考えるか。」
「尊師よ、我が物ではないと、受を考えます。」
「然り、正しい智を以って、在りのままに見よ。」

「比丘達よ、汝らは、想を、どう考えるか。」
「尊師よ、我が物ではないと、想を考えます。」
「然り、正しい智を以って、在りのままに見よ。」

「比丘達よ、汝らは、行を、どう考えるか。」
「尊師よ、我が物ではないと、行を考えます。」
「然り、正しい智を以って、在りのままに見よ。」

「比丘達よ、汝らは、識を、どう考えるか。」
「尊師よ、我が物ではないと、識を考えます。」
「然り、正しい智を以って、在りのままに見よ。」

「比丘達よ、正智をして、五蘊を厭離する。
厭離するなら離貪して、離貪すれば解脱する。
そして、解脱を果した者は、解脱智見に達する。」

『ああ、我が迷いの生涯は、既に終わった。
為すべきことを為して、清浄なる行を修めた。
もはや、私は、迷いの輪廻に嵌まることはない。』


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