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蘊相応 第六十八章

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あるとき、わたしは、このように聞いた。

ある日のこと、仏陀は、サーヴァッティの、
ジェータ林にある、アナータピンディカ園で、
集まって来た、比丘衆に、このように説かれた。

「例えば、色は我である、我は色を有する、
色の中に我があり、我の中に色があると考え、
心が捕らわれる者は、苦悩を越えることがない。」

「例えば、受は我である、受は色を有する、
受の中に我があり、我の中に受があると考え、
心が捕らわれる者は、苦悩を越えることがない。」

「例えば、想は我である、想は色を有する、
想の中に我があり、我の中に想があると考え、
心が捕らわれる者は、苦悩を越えることがない。」

「例えば、行は我である、我は行を有する、
行の中に我があり、我の中に行があると考え、
心が捕らわれる者は、苦悩を越えることがない。」

「例えば、識は我である、我は識を有する、
識の中に我があり、我の中に識があると考え、
心が捕らわれる者は、苦悩を越えることがない。」

「例えば、色は我でない、我は色を有さず、
色の中に我はなく、我の中に色はないと考え、
心が縛られない者は、輪廻に止まることがない。」

「例えば、受は我でない、我は受を有さず、
受の中に我はなく、我の中に受はないと考え、
心が縛られない者は、輪廻に止まることがない。」

「例えば、想は我でない、我は想を有さず、
想の中に我はなく、我の中に想はないと考え、
心が縛られない者は、輪廻に止まることがない。」

「例えば、行は我でない、我は行を有さず、
行の中に我はなく、我の中に行はないと考え、
心が縛られない者は、輪廻に止まることがない。」

「例えば、識は我でない、我は識を有さず、
識の中に我はなく、我の中に識はないと考え、
心が縛られない者は、輪廻に止まることがない。」


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