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蘊相応 第五十三章

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あるとき、わたしは、このように聞いた。

ある日のこと、仏陀は、サーヴァッティの、
アナータピンディカ園に、止まっておられた。
そこに、ラーダが訪れると、このように尋ねた。

「尊師よ、如何に知って、如何に見るなら、
この有情の身の、また、一切の現象について、
我という慢、我が物という慢を越えられますか。」

「ラーダよ、あらゆる色は、我が物でない。
これは、我ではない、本体でないと見る者は、
正しい智慧の眼をして、慢心を越えるのである。」

「ラーダよ、あらゆる受は、我が物でない。
これは、我ではない、本体でないと見る者は、
正しい智慧の眼をして、慢心を越えるのである。」

「ラーダよ、あらゆる想は、我が物でない。
これは、我ではない、本体でないと見る者は、
正しい智慧の眼をして、慢心を越えるのである。」

「ラーダよ、あらゆる行は、我が物でない。
これは、我ではない、本体でないと見る者は、
正しい智慧の眼をして、慢心を越えるのである。」

「ラーダよ、あらゆる識は、我が物でない。
これは、我ではない、本体でないと見る者は、
正しい智慧の眼をして、慢心を越えるのである。」


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