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蘊相応 第四十四章

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あるとき、わたしは、このように聞いた。

ある日のこと、仏陀は、ヴェーサーリーの、
クーターガーラ・サーラに、止まられていた。
そこに、マハーリが訪れると、こうして尋ねた。

「世尊よ、因縁に依らず、清浄に変わると、
かのプラーナ・カッサパは、説いていますが、
世尊よ、あなたは、どのように、説くのですか。」

「マハーリよ、わたしは、このように説く。
不浄である者に、原因があり、条件があるし、
不浄でない者にも、原因があり、条件があると。」

「もし、色が、苦ばかりで、楽がなければ、
誰も、色に囚われることなく、色に溺れない。
つまり、人は、色を楽しむから、色に汚される。」

「もし、受が、苦ばかりで、楽がなければ、
誰も、受に囚われることなく、受に溺れない。
つまり、人は、受を楽しむから、受に汚される。」

「もし、想が、苦ばかりで、楽がなければ、
誰も、想に囚われることなく、想に溺れない。
つまり、人は、想を楽しむから、想に汚される。」

「もし、行が、苦ばかりで、楽がなければ、
誰も、行に囚われることなく、行に溺れない。
つまり、人は、行を楽しむから、行に汚される。」

「もし、識が、苦ばかりで、楽がなければ、
誰も、識に囚われることなく、識に溺れない。
つまり、人は、識を楽しむから、識に汚される。」

「もし、色が、楽ばかりで、苦がなければ、
誰も、色に苛まれることなく、色を避けない。
つまり、人は、色に苦しむから、色が落される。」

「もし、受が、楽ばかりで、苦がなければ、
誰も、受に苛まれることなく、受を避けない。
つまり、人は、受に苦しむから、受が落される。」

「もし、想が、楽ばかりで、苦がなければ、
誰も、想に苛まれることなく、想を避けない。
つまり、人は、想に苦しむから、想が落される。」

「もし、行が、楽ばかりで、苦がなければ、
誰も、行に苛まれることなく、行を避けない。
つまり、人は、行に苦しむから、行が落される。」

「もし、識が、楽ばかりで、苦がなければ、
誰も、識に苛まれることなく、識を避けない。
つまり、人は、識に苦しむから、識が落される。」


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