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蘊相応 第三十四章

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あるとき、わたしは、このように聞いた。

ある日のこと、仏陀は、ラージャグリハの、
カランダカニヴァーパに、止まっておられた。
そして、ソーナに向かって、このように説いた。

「ソーナよ、色蘊とは、無常のものである。
無常の色をして、自他を比べても意味がない。
優れるものも劣り、劣れるものも優れると知れ。」

「ソーナよ、受蘊とは、無常のものである。
無常の受をして、自他を比べても意味がない。
優れるものも劣り、劣れるものも優れると知れ。」

「ソーナよ、想蘊とは、無常のものである。
無常の想をして、自他を比べても意味がない。
優れるものも劣り、劣れるものも優れると知れ。」

「ソーナよ、行蘊とは、無常のものである。
無常の行をして、自他を比べても意味がない。
優れるものも劣り、劣れるものも優れると知れ。」

「ソーナよ、識蘊とは、無常のものである。
無常の識をして、自他を比べても意味がない。
優れるものも劣り、劣れるものも優れると知れ。」

「ソーナよ、五蘊とは、無常のものである。
無常の蘊をして、自他を比べても意味がない。
如実に見とめれば、優劣が定まらないと心得よ。」

「ソーナよ、五蘊とは、無常のものである。
無常ゆえに苦であり、皆苦ゆえに無我である。
こうして解脱した者は、このような見解に至る。」

『ああ、我が迷いの生涯は、既に終わった。
為すべきことを為して、清浄なる行を修めた。
もはや、私は、迷いの輪廻に嵌まることはない。』


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