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蘊相応 第十二章

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あるとき、わたしは、このように聞いた。

ある日のこと、仏陀は、サーヴァッティの、
ジェータ林にある、アナータピンディカ園で、
集まって来た、比丘衆に、このように説かれた。

「色は無我であり、色の因縁も無我である。
無我から生じて、どうして我に変わるだろう。
決して変わらない、比丘達よ、色は無我である。」

「受は無我であり、受の因縁も無我である。
無我から生じて、どうして我に変わるだろう。
決して変わらない、比丘達よ、受は無我である。」

「想は無我であり、想の因縁も無我である。
無我から生じて、どうして我に変わるだろう。
決して変わらない、比丘達よ、想は無我である。」

「行は無我であり、行の因縁も無我である。
無我から生じて、どうして我に変わるだろう。
決して変わらない、比丘達よ、行は無我である。」

「識は無我であり、識の因縁も無我である。
無我から生じて、どうして我に変わるだろう。
決して変わらない、比丘達よ、識は無我である。」

「こうして、我が弟子は、五蘊を厭離する。
厭離するなら離貪して、離貪すれば解脱する。
そして、解脱を果した者は、解脱智見に達する。」

『ああ、我が迷いの生涯は、既に終わった。
為すべきことを為して、清浄なる行を修めた。
もはや、私は、迷いの輪廻に嵌まることはない。』


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