My Library Home

因縁相応 第四十二章

1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  32  33  34  35  36  37  38  39  40  41  42  43  44  45  46  47  48  49  50 



あるとき、わたしは、このように聞いた。

ある日のこと、仏陀は、サーヴァッティの、
ジェータ林にある、アナータピンディカ園で、
集まって来た、比丘衆に、このように説かれた。

「比丘達よ、生きとし生ける者を養うもの。
生き物を養い、生を繋げる、四つの食がある。
それでは、この四つの食とは、如何なるものか。

第一の食は、物質を食べ物とする、段食である。
第二の食は、感覚を食べ物とする、触食である。
第三の食は、思考を食べ物とする、思食である。
第四の食は、識別を食べ物とする、識食である。」

「例えば、白い布を、他の色に染めるとき、
何かを描こうとすれば、何かを描けるように、
何かを味わおうとすれば、食を貪ることになる。」

「比丘達よ、段食において、貪りがあれば、
次第に、好き嫌いの識が生じ、名色が現れる。
それゆえ、迷いの生と死を、続けることになる。」

「比丘達よ、触食において、貪りがあれば、
次第に、好き嫌いの識が生じ、名色が現れる。
それゆえ、迷いの生と死を、続けることになる。」

「比丘達よ、思食において、貪りがあれば、
次第に、好き嫌いの識が生じ、名色が現れる。
それゆえ、迷いの生と死を、続けることになる。」

「比丘達よ、識食において、貪りがあれば、
次第に、好き嫌いの識が生じ、名色が現れる。
それゆえ、迷いの生と死を、続けることになる。」

「例えば、透明な光を、止めようとしても、
遮るものがなければ、見とめられないように、
何も捕らわれなければ、食が消えることになる。」

「比丘達よ、段食において、貪らなければ、
次第に、好き嫌いの識が滅し、名色が滅する。
それゆえ、迷いの生と死を、越えることになる。」

「比丘達よ、触食において、貪らなければ、
次第に、好き嫌いの識が滅し、名色が滅する。
それゆえ、迷いの生と死を、越えることになる。」

「比丘達よ、思食において、貪らなければ、
次第に、好き嫌いの識が滅し、名色が滅する。
それゆえ、迷いの生と死を、越えることになる。」

「比丘達よ、識食において、貪らなければ、
次第に、好き嫌いの識が滅し、名色が滅する。
それゆえ、迷いの生と死を、越えることになる。」


Page Top | My Library Home