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因縁相応 第三十六章

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あるとき、わたしは、このように聞いた。

ある日のこと、仏陀は、サーヴァッティの、
ジェータ林にある、アナータピンディカ園で、
集まって来た、比丘衆に、このように説かれた。

「たとえば、木の根に、水を与えるならば、
ますます、その樹は、大きく強くなるだろう。
同様に、彼の中に、是を投じて、彼は強くなる。」

「比丘達よ、名色を味わい、良いと見ると、
名色が強くなり、六処が現われるようになる。
六処の中に、名色が投じられ、六処が強くなる。」

「比丘達よ、六処を味わい、良いと見ると、
六処が強くなり、接触が現われるようになる。
接触の中に、六処が投じられ、接触が強くなる。」

「比丘達よ、接触を味わい、良いと見ると、
接触が強くなり、感受が現われるようになる。
感受の中に、接触が投じられ、感受が強くなる。」

「比丘達よ、感受を味わい、良いと見ると、
感受が強くなり、渇愛が現われるようになる。
渇愛の中に、感受が投じられ、渇愛が強くなる。」

「比丘達よ、渇愛を味わい、良いと見ると、
渇愛が強くなり、取著が現われるようになる。
取著の中に、渇愛が投じられ、取著が強くなる。」

「比丘達よ、取著を味わい、良いと見ると、
取著が強くなり、存在が現われるようになる。
存在の中に、取著が投じられ、存在が強くなる。」

「比丘達よ、存在を味わい、良いと見ると、
存在が強くなり、出生が現われるようになる。
出生の中に、存在が投じられ、出生が強くなる。」

「比丘達よ、出生を味わい、良いと見ると、
出生が強くなり、苦悩が現われるようになる。
苦悩の中に、出生が投じられ、苦悩が強くなる。」

「たとえば、木の根を、斧で倒したならば、
だんだん、その樹は、小さく弱くなるだろう。
同様に、彼の中の、是を捨てて、彼は弱くなる。」

「比丘達よ、名色を味わい、悪いと見ると、
名色が弱くなり、六処が消されるようになる。
六処の中の、名色が消されて、六処が弱くなる。」

「比丘達よ、六処を味わい、悪いと見ると、
六処が弱くなり、接触が消されるようになる。
接触の中の、六処が消されて、接触が弱くなる。」

「比丘達よ、接触を味わい、悪いと見ると、
接触が弱くなり、感受が消されるようになる。
感受の中の、接触が消されて、感受が弱くなる。」

「比丘達よ、感受を味わい、悪いと見ると、
感受が弱くなり、渇愛が消されるようになる。
渇愛の中の、感受が消されて、渇愛が弱くなる。」

「比丘達よ、渇愛を味わい、悪いと見ると、
渇愛が弱くなり、取著が消されるようになる。
取著の中の、渇愛が消されて、取著が弱くなる。」

「比丘達よ、取著を味わい、悪いと見ると、
取著が弱くなり、存在が消されるようになる。
存在の中の、取著が消されて、存在が弱くなる。」

「比丘達よ、存在を味わい、悪いと見ると、
存在が弱くなり、出生が消されるようになる。
出生の中の、存在が消されて、出生が弱くなる。」

「比丘達よ、出生を味わい、悪いと見ると、
出生が弱くなり、苦悩が消されるようになる。
苦悩の中の、出生が消されて、苦悩が弱くなる。」


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