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因縁相応 第二十六章

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あるとき、わたしは、このように聞いた。

ある日のこと、仏陀は、サーヴァッティの、
ジェータ林にある、アナータピンディカ園で、
アナータピンディカ長者に、このように説いた。

「長者よ、仏の法を聞いた、聖なる弟子は、
五つの戒律を守り、四つの預流支を身に備え、
彼らは、自らの言葉で、このように言及できる。」

『もはや、わたしには、悪趣は存在しない。
地獄道もなく、畜生道もなく、餓鬼道もない。
わたしは、上流に預かり、いずれ、正覚に至る。』

「長者よ、罪を犯す者は、罪に脅かされる。
守ることで、護られるもの、五つの戒がある。
それでは、この五つの戒とは、如何なるものか。

第一の戒は、殺生から護られる、不殺生である。
第二の戒は、偸盗から護られる、不偸盗である。
第三の戒は、邪淫から護られる、不邪淫である。
第四の戒は、妄語から護られる、不妄語である。
第五の戒は、飲酒から護られる、不飲酒である。」

「長者よ、戒を守る者は、戒に支えられる。
預ることで、与られるもの、四つの支がある。
それでは、この四つの支とは、如何なるものか。

第一の支は、仏陀に正しく帰依することである。
第二の支は、法則に正しく帰依することである。
第三の支は、僧伽に正しく帰依することである。
第四の支は、戒律に正しく帰依することである。」

「それでは、正しいとは、如何なることか。
正しさを学び、正しく考え、正しく行うこと。
縁起の法に従い、すべてを実践することである。」

「それでは、縁起の法は、如何なるものか。
是が有ると彼が有り、是が生じて彼が生じる。
是が無ければ彼が無く、是が滅して彼が滅する。」

「長者よ、縁起の法とは、如何なるものか。
無明が生じ行が生じて、行が生じ識が生じる。
識が生じ名色が生じ、名色が生じ六処が生じる。」

「六処が生じ触が生じ、触が生じ受が生ず。
受が生じて愛が生じ、愛著が生じ取が生じる。
取著が生じて有が生じ、存在が生じ生が生じる。」

「出生が有るから、老死愁悲苦憂悩が有る。
この縁起こそが、すべての苦悩の生起であり、
優婆塞よ、順じて観ること、縁起の順観である。」

「長者よ、縁起の法とは、如何なるものか。
無明が滅し行が滅して、行が滅し識が滅する。
識が滅し名色が滅し、名色が滅し六処が滅する。」

「六処が滅し触が滅し、触が滅し受が滅す。
受が滅して愛が滅し、愛著が滅し取が滅する。
取著が滅して有が滅し、存在が滅し生が滅する。」

「出生が無ければ、老死愁悲苦憂悩も無い。
この縁起こそが、すべての苦悩の滅尽であり、
優婆塞よ、逆さに観ること、縁起の逆観である。」

「こうして、仏法を修めた、聖なる弟子は、
五つの戒律を守り、四つの預流支を身に備え、
彼らは、自らの言葉で、このように言及できる。」

『もはや、わたしには、悪趣は存在しない。
地獄道もなく、畜生道もなく、餓鬼道もない。
わたしは、上流に預かり、いずれ、正覚に至る。』


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