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迦葉相応(カッサパ・サンユッタ)

仏教



目次

第一章 |  第二章 |  第三章 |  第四章

 

第一章

あるとき、わたしは、このように聞いた。

ある日のこと、仏陀は、サーヴァッティの、
ジェータ林にある、アナータピンディカ園で、
集まって来た、比丘衆に、このように説かれた。

「比丘達よ、カッサパは、粗衣に満足する。
足ることを知って、心を取り乱すことがない。
たとえ、衣を得ても、罪を犯さず、賢く用いる。」

「比丘達よ、カッサパは、施食に満足する。
足ることを知って、心を取り乱すことがない。
たとえ、食を得ても、罪を犯さず、賢く用いる。」

「比丘達よ、カッサパは、住処に満足する。
足ることを知って、心を取り乱すことがない。
たとえ、住を得ても、罪を犯さず、賢く用いる。」

「比丘達よ、カッサパは、医薬に満足する。
足ることを知って、心を取り乱すことがない。
たとえ、薬を得ても、罪を犯さず、賢く用いる。」

「比丘達よ、汝らは、カッサパを称賛せよ。
彼のように倣って、彼のように足りるが良い。
彼によって教えられ、その境地に達するが良い。」

 

第二章

あるとき、わたしは、このように聞いた。

ある日のこと、仏陀は、サーヴァッティの、
ジェータ林にある、アナータピンディカ園で、
集まって来た、比丘衆に、このように説かれた。

「断崖に立てば、身を正して、心を整える。
同様に、比丘達よ、世俗に入ろうとする者は、
その前に、身を正して、心を整えるべきである。」

仏陀は、虚空に手を振って、このように言った。

「例えば、この手が、何も縛られないよう、
たとえ、俗に在ろうと、仏陀の弟子たる者は、
身を正し、心を整え、何も縛られてはならない。」

「カッサパは、世俗において、囚われない。
彼は、身を正して、心を整えて、家に近づき、
いつも、新人の比丘のように、実に謙虚である。」

「比丘達よ、弟子として、法の説き方には、
不浄な説き方、および、清浄な説き方がある。
それでは、この二つの説法は、如何なるものか。」

「師の教えを説いて、他の者を従わせよう。
そして、彼らから、自らに称賛を集めようと、
このように説くなら、これは不浄の説法である。」

「師の教えを説いて、他の者を倣わせよう。
そして、彼らから、大いなる涅槃に導こうと、
このように説くなら、これは清浄の説法である。」

「比丘達よ、カッサパは、清浄な法を説く。
彼は、他を哀れむ者で、涅槃に導く者である。
汝らも、カッサパに倣い、清貧に努めるが良い。」

 

第三章

 

第四章


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