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比丘相応(ビック・サンユッタ)

仏教



第一章

あるとき、わたしは、このように聞いた。

ある日のこと、仏陀は、サーヴァッティの、
アナータピンディカ園に、止まっておられた。
時に、サーリプッタは、ラージャグリハに居た。

サーリプッタは、モッガラーナに、こう言った。

「友よ、今日の君は、実に、顔色が良い。
素晴らしい境地に居る、どうかしたのかな。」
「友よ、世尊の処に赴き、法談を交していた。」

「友よ、それは、実に、素晴らしい事だ。
君は、神通によって、世尊の処に赴いたと。
如何なる法談があったか、教えてくれないか。」

モッガラーナは、サーリプッタに、こう告げた。

『尊師よ、精進の徹底と、説かれますが、
精進の徹底とは、如何なるものでしょうか。
どのような精進が、徹底した精進でしょうか。』

『たとえ、身が枯れても、血が涸れても、
一たび、座ったら、決して坐を崩すまいと、
決意して挑むものが、精進の徹底と言えよう。』

すると、サーリプッタは、称賛の声を上げた。

「これは、妙なることだ、稀なることだ。
モッガラーナは、聖者である、智者である。
私は、偉大な友に、頭を下げるばかりである。」

すると、モッガラーナは、賞賛の声を上げた。

「まさに、妙なることだ、稀なることだ。
サーリプッタは、聖者である、賢者である。
私は、偉大な友に、頭を下げるばかりである。」


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