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願経(アーカンケーヤ・スッタ)

仏教



目次

第一章 |  第二章

 

第一章

あるとき、わたしは、このように聞いた。

ある日のこと、仏陀は、サーヴァッティの、
ジェータ林にある、アナータピンディカ園で、
集まって来た、比丘衆に、このように説かれた。

「比丘達よ、比丘衆は、戒律を守りなさい。
汝らは、戒を守ることで、戒に護られなさい。
僅かでも、戒を破ったならば、律を守りなさい。」

「第一に、比丘の手本、模範を願いなさい。
寂止に努め、汝らは、心を研ぎ澄ましなさい。
正観に務めて、汝らは、在りのままに観なさい。」

「第二に、衣食の充足、知足を願いなさい。
寂止に努め、汝らは、心を研ぎ澄ましなさい。
正観に務めて、汝らは、在りのままに観なさい。」

「第三に、布施の果報、功徳を願いなさい。
寂止に努め、汝らは、心を研ぎ澄ましなさい。
正観に務めて、汝らは、在りのままに観なさい。」

「第四に、親族の果報、功徳を願いなさい。
寂止に努め、汝らは、心を研ぎ澄ましなさい。
正観に務めて、汝らは、在りのままに観なさい。」

「第五に、忍辱の果報、功徳を願いなさい。
寂止に努め、汝らは、心を研ぎ澄ましなさい。
正観に務めて、汝らは、在りのままに観なさい。」

「第六に、恐怖の克服、統御を願いなさい。
寂止に努め、汝らは、心を研ぎ澄ましなさい。
正観に務めて、汝らは、在りのままに観なさい。」

「第七に、増上の思念、四禅を願いなさい。
寂止に努め、汝らは、心を研ぎ澄ましなさい。
正観に務めて、汝らは、在りのままに観なさい。」

「第八に、無色の禅定、安住を願いなさい。
寂止に努め、汝らは、心を研ぎ澄ましなさい。
正観に務めて、汝らは、在りのままに観なさい。」

 

第二章

「第九に、預流の向学、果報を願いなさい。
寂止に努め、汝らは、心を研ぎ澄ましなさい。
正観に務めて、汝らは、在りのままに観なさい。」

「第十に、一来の向学、果報を願いなさい。
寂止に努め、汝らは、心を研ぎ澄ましなさい。
正観に務めて、汝らは、在りのままに観なさい。」

「十一に、不還の向学、果報を願いなさい。
寂止に努め、汝らは、心を研ぎ澄ましなさい。
正観に務めて、汝らは、在りのままに観なさい。」

「十二に、神足の神通、果報を願いなさい。
寂止に努め、汝らは、心を研ぎ澄ましなさい。
正観に務めて、汝らは、在りのままに観なさい。」

「十三に、天耳の神通、果報を願いなさい。
寂止に努め、汝らは、心を研ぎ澄ましなさい。
正観に務めて、汝らは、在りのままに観なさい。」

「十四に、他心の神通、果報を願いなさい。
寂止に努め、汝らは、心を研ぎ澄ましなさい。
正観に務めて、汝らは、在りのままに観なさい。」

「十五に、宿命の神通、果報を願いなさい。
寂止に努め、汝らは、心を研ぎ澄ましなさい。
正観に務めて、汝らは、在りのままに観なさい。」

「十六に、天眼の神通、果報を願いなさい。
寂止に努め、汝らは、心を研ぎ澄ましなさい。
正観に務めて、汝らは、在りのままに観なさい。」

「十七に、漏尽の神通、果報を願いなさい。
寂止に努め、汝らは、心を研ぎ澄ましなさい。
正観に務めて、汝らは、在りのままに観なさい。」

これを聞いた、諸々の比丘は、歓喜し実践した。


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