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あの日貰った林檎飴

2ch



742 :大人になった名無しさん :2007/04/26(木) 02:16:17
ガキの頃の話。

小学生の時から俺の両親は共働きで二人とも家に帰ってくるのが遅かった。土日すらあまり休んでなくていっつもいなかった。

だから俺は当時保育園だった妹の世話を頼まれてた。


俺は友達と遊びたい時期だったから、よく妹を家にほかって遊びに行った。

家を出ようとすると、よたよたしながら追っ掛けてくる妹をうっとーしく思って、振り払ってドアの鍵を閉めると、にーちゃんにーちゃん叫んで泣いてた。

少し胸が痛かったけど、ほっといて遊びに出掛けた。

それでも妹はいつも俺にべったりで、くっついて来るわ、一緒に寝たがるわ、本当うんざりしてた。

そんなある夏の日、久しぶりに夏祭りに行こうと両親が計画してくれた。

家族で出掛けた事があまりなかったから、すごい楽しみだったけど、当日に夏風邪をひいて仕舞い、一人ぼっちで留守番するはめになった。

家族が帰ってきた時に、妹が俺に手に持ってた林檎飴を差し出した。

それを受けとる時にいつも酷い事ばっかりしてるのに、優しい妹の気持ちが嬉しくてこっそり泣いた。

それから


743 :大人になった名無しさん :2007/04/26(木) 02:32:26

反省した俺は妹を遊びに連れていく様になった。

ある日、また友達と近くの川に魚を取りに行った時に、妹も連れて行った。

川に降りた時チャリに水中眼鏡を忘れた事に気付いて、チャリは見える場所だったから、妹に水中眼鏡取って来てと頼んだ。

妹は走って取りに行った。

そしたらチャリの方からキキーッてブレーキの音が聞こえて、妹の麦藁帽子が飛んで来た。

俺は驚いて、走ってチャリの方に行ったら、でっかいダンプが止まってて、チャリの横に人の形には見えないぐちゃぐちゃの赤い丸い物体が転がってた。

かろうじて見える服の柄でそれが妹だと認識できた。

妹は一瞬で死んだ。

僕は真っ白になって妹を抱き抱えて逃げようとした。

病院に連れて行ったら治ると思った。

いや死んだって解ってた。

ふと俺が一人でゲームしてたら帽子を被った妹が寂しそうにベットに座って足をぶらぶらさせてたのを思い出して涙が出てきた。

あれは公園に連れて行くと嘘をついた日だった。

友達がチャリ


此処まで書いたんだけど思い出してしまって無理だ…。

中途半端でスマン。


755 :大人になった名無しさん:2007/05/14(月) 00:41:55
>>743の続きを落ち着いたから。

友達がチャリで追い掛けてきた。

そっから病院まではあんまり記憶が無い。
取り乱して喚き立てた事をうっすら覚えてる。

両親は俺にどうしてこうなったかを問い詰める元気も無くして泣きじゃくってた。

それから親戚や祖父母が次々に集まってきて、中には俺を罵る奴もいた。

でも俺はうわの空で妹がまだ生きてるような気がして、家をうろついては妹の痕跡を見つけて泣いた。

最後に妹を入れた小さい柩の窓を開けて見ようとしたけど、窓は開けれない様になっていて、轢かれた直後の妹を思い出した。

なんで俺はもっと優しくしてやらんかったんだろ。なんでいっぱい嘘付いたんだろ。なんで叩いたんだろ。なんで一緒に寝てやらなかったんだろ。

なんで俺は自分で水中眼鏡を取りに行かなかったんだろ。

こんな事になっちまうなんて嘘だろ?

俺が死ねばよかった。

俺みたいな奴が死んでしまえばよかった。

何度も思った。

火葬に行く前に、部屋に戻った。

机の上にあの日貰った林檎飴があった。

それを食った。

夢中で食ってたくさん泣いた。




756 :大人になった名無しさん:2007/05/14(月) 00:48:50
母さんがフラフラ部屋にやってきて、妹が描いた絵を俺に差し出した。

題名は「大好きなお兄ちゃん」
クレヨンでぐちゃぐちゃで何が何だか解んなかったけど、その絵を見てその時、少し救われた気がした。

あの日の後悔は今も消えないし、俺は最低な人間だと思う。多感な時期には自殺しようと思った事もあった。

でもその絵を見ると、最低なお兄ちゃんだった俺を一生懸命書いてくれた妹の為にもっと大好きになって貰えるお兄ちゃんになろうと思える。

中途半端に区切った上に上手く書けなくてスマソ。


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