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あんたはおれの自慢の母ちゃんです

2ch



俺、最後の最後まで母ちゃんに心配かけさせちまった。本当にごめんな。あんたは世界一の母ちゃんです。ありがとう。

俺が3歳の時、 父ちゃんが事故で死んで、それから再婚もせずに女手一つで俺を育ててくれた。生活を支えるために朝から晩までずっと働いて、小さい頃俺はよく寂しい思いを してた。俺を育てるためにあんな働いてくれてたのに、俺は寂しさを紛らわせるために夜遊びをするようになった。そしていろいろ問題も起こすようになった。 あん時の俺、ほんとばかだったな。学校に呼び出されるたび、母ちゃんは何回も頭下げて、「すいません、すいません」って謝ってた。なのに俺は強がって「な んで来たんだよ!」なんて言ってた。素直にごめんの一言も言えなかった。

高2の夏、友達とバイク乗ってた時に急に飛び出して来た子供をよ けようとして、思いっきり転んでしまった。それからの記憶はなくて、気がついたら病院のベッドで寝てた。目覚ました時母ちゃんが泣きそうになりながら俺の 事見てて、俺病人だっつーのに平手で思いっきり殴られた。「ばか!」って言って号泣してた。あんなに泣いた母ちゃん初めて見た。そん時、今までこんなに母 ちゃんに心配かけさせてたんだなって初めて気付いた。もう母ちゃんを泣かすような事はしたくないって思った。俺泣きながら小さい声で「ごめん」って言っ た。
俺は結構重傷だったらしく、手足折って頭も打ったらしかった。だけど後遺症もなく、1ヵ月ぐらいで退院できた。
入院してる間、仕事あるのに母ちゃん毎日来て看病してくれた。恥ずかしくて言えなかったけど、すごい嬉しかったよ。

月日が流れて、俺は大学には行かず、働く事にした。
そして仕事にも慣れてきたある日、携帯に電話がかかってきた。
「お 母さんが倒れました」って。急いで病院に駆けつけた。腕に太い点滴付けられて苦しそうに母ちゃんが寝てた。医者に聞いたら癌だって。しかも末期癌。すでに 全身に転移しててもう長くないって告げられた。「お母さんは前から自分が癌だって事知っていたんだけど、息子には心配かけたくないから黙っててくれって言 われたんだ…」

なんでだよ。なんで言わなかったんだよ。なんで俺には心配させてくんねぇんだよ。悲しくて寂しくて悔しくて、柄にもなく大泣きしてしまった。

次の日の昼、母ちゃんは死んだ。最後1回も目覚まさずに。

ごめんな。なんの親孝行も出来なかった。心配ばっかかけて、迷惑ばっかかけた。出来の悪い息子だったよな。本当ごめんな母ちゃん。


その後母ちゃんの遺品を片付けてた時に、見覚えのない俺名義の通帳と手紙を見つけた。

「○○へ
あんたがこの手紙を読んでるときには、もう私はいないんだろうね。
病 気の事黙っててごめんね。仕事で健康診断があった時にね、初めて知ったんだ。でもその時すでに癌細胞がいくつかあったの。手術してもお金かかるし、あんた ももう一人で生きていける年まで育ってくれたから、母ちゃん手術しなくていいですって言ったの。もっとあんたの顔見ていたかったけどこればっかりはしょう がないよね。ごめんね。

母ちゃんはあんたの母親で本当に幸せでした。父ちゃんが死ぬときに、「○○は絶対に私が守るからね」って約束したの。母ちゃん約束守れたかな?
覚えてないかもしれないけど、あんたが4歳の時に言ったんだよ。「父ちゃんの代わりに僕が母ちゃんの事守るからね!」って。母ちゃん涙が出るほど嬉しかった。
○○は私の子で幸せだったかな?何度も言うけど、私は幸せだったよ。あなたは私の宝物です。自慢の息子です。本当にありがとう。

母ちゃんより」


涙が止まらなかった。何度も読んで、何度も泣いた。通帳には73万入ってた。


母ちゃん、ありがとう。俺母ちゃんの子供で本当によかったよ。幸せだったよ。迷惑ばっかかけた俺を許して下さい。母ちゃんが作った飯の味とか絶対忘れないから。こんな俺を産んでくれてありがとう。

あんたはおれの自慢の母ちゃんです。


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