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家を追われる事になった

2ch 作者不詳



旦那の借金が発覚して、家を追われる事になった。
引っ越すのに、どうしても後20万足りない。友人に頼んだ。
旦那に相談してみないと…と言って帰った友人。
次に会った時、「家の金を貸すのは旦那に反対された。私のへそくり5万しかないけど…」と差し出された。
「旦那さんに反対されるのも当然だし、
 黙ってこういう事するのは、夫婦の関係にヒビが入るから駄目だよ。ごめん無理言って。」と言ったら、
「これは私のお金だから、どう使おうと自由なお金なの。これは旦那も知ってるよ。
 それは貴方のお金だから好きにしていいって!だから好きにするの。持ってって」と…
涙を堪えて、「必ず来月中に返すから」と言ってありがたく受け取った。

時間がない上まだあと15万足りない。最後の砦だった母親に頼んだ。
「仕事場に取りにおいで」と言われ、お昼休みに取りに行った。
「ありがとう。絶対返すから」って言ったら、
「返さなくていいよ。○○(私)は十分頑張った。これはそのご褒美だよ」って言われた。
長女(小2)が一緒にいたので、泣くに泣けず、笑って母と別れた。

でも母と別れた途端、色んな感情が込み上げてきて、車の中で涙が溢れて止まらなくなった。
車を端に寄せ、嗚咽しながら泣いてしまった。
後部座席から娘が心配そうに「お腹痛いの?大丈夫?」って心配そうに私を見る。
「どこも痛くないよ」と言ったら、しばらく考えて、
娘「あっ!おばあちゃんと別れたから寂しくて泣いてるの?」
私「うん… 寂しい」(という事にしといた)
娘「私がいるよ! 大丈夫!泣かないで」
身を乗り出して心配そうに、私の頭を撫でてくれる娘。
子供にだけは、こんな姿を絶対に見せたくなかったのに、
子供に心配させてしまって、友人に心配させて、母に心配させて…
それと同時に感謝の気持ちと、もうどうにも涙が止まらなかった。
でも、この子たちに絶対こんな思いはさせない、
この子たちの為に頑張るんだという気持ちが、メラメラ燃えてきた。

約束通り、翌月に友人に返済し食事を御馳走させて貰った。
母に返すのは半年ほど掛かってしまったけど、無事に返済する事ができた。
もう6年も前の話。

なのに、時々思い出したように、
「お母さん、ずっと前に車の中でおばあちゃんと別れて寂しいって泣いてたよね~w」
と娘にからかわれる。
いいんだ。一緒に笑える幸せが今ここにあるから。


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