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湾岸道路で原チャリ押してる奴がいた

2ch



87 名前:骨抜きチキン[] 投稿日:2012/01/22(日) 18:11:01.05 ID:9VS6QiHZ
夜勤明け バイクで湾岸飛ばしてたら原チャリ押してる奴がいた
一般道とはいえ脇道のない湾岸道路みんなビュンビュン飛ばしてる

あっぶねーなぁ、ガス欠だか故障か分からないけど
原チャリといえどバイク同士、困った時はお互い様だ

と引き返すことにした
右折信号に待たされ思ったより時間食ったが
ずいぶんと先に押している姿を発見。

先回りして手を挙げ声をかけ・・・?

あれ?

女の子じゃんw(゚O゚)w

『どうしたのー?』
「ガス欠ですぅ」
『やっぱりーwwさっき見かけて引き返してきたんだよ』
「えーそうなんですかぁ?すみません」
『ガソリン買ってきてもいいけどどーする?乗ってく?』
「えーと、乗ってきますぅ」

ラッキーw
小柄で目がおっきくて、めっさカワユス!

しかしこれは単なる人助け
よこしまな考えは捨てよう・・・

続きます


88 名前:骨抜きチキン[] 投稿日:2012/01/22(日) 18:19:51.85 ID:9VS6QiHZ
続きです

『じゃあ足はここ、手はおれのポケットに突っ込んどけば寒くないから』
「はーい」

なんだか嬉しそうだしw

モゾモゾと手を突っ込んできて
チャッカリしがみついている

かわいい・・

まじかわいい・・

恋に落ち・・・いやいかん!


しかしこんな時チキンなおれはなんのリアクションも取れず
ひたすら平静を装っている
信号待ちで挽回すべく

『おれも高速でやったことあるよ』
「あは、そーなんですかぁ?」
『・・・』

これがやっとだったんである


89 名前:骨抜きチキン[] 投稿日:2012/01/22(日) 18:27:33.20 ID:9VS6QiHZ
続きです

ところが彼女は話にのってきた

バイクのこと
彼女は働いてること
彼女も釣りが好きなこと

ゆっくり走りながらヘルメット越し大きな声で話した

スタンドに着くとおれがテキパキと話を進め
小さなタンクを借りて
原チャリのとこまでまた二人乗り

二人がかりで最後の一滴までガソリン入れたら
タンクを返しに今度は2台でスタンドへ

ほんのわずかな時間だったけど
いっぱい話して
2人でトラブル攻略して
小さな達成感があった

もうおれの役目は終わり別れの時が来た

続きます


90 名前:骨抜きチキン[] 投稿日:2012/01/22(日) 18:39:34.84 ID:9VS6QiHZ
続きです
『じゃあ帰るよー』
「あの、すみませ、あの」

バッグから財布かなんか取り出そうとしている

『いーよー、そーゆーのよそ』
「あの」
『気ぃ使わないでいいよ、バイク乗ってっとお互い様だから』

ばか、おれの馬鹿!
彼女は手を止めうつむいてしまった
おれはなんのフォローも出来ず

『じゃ、気をつけて』
と笑顔作って顔を向けると
彼女は手を出し小さくバイバイしてきた

その手に握っていたのは

携帯だった

え?アド?
そのままゆっくり走り去るおれ
そのままこっち見送る彼女
ちょっと下唇が出ているような表情に見えたけど
すぐにミラーから消えてしまった


ああ、時間よ戻れ   チーン!


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