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ものすごい剣幕で助けに来たじいちゃん

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69 名前:ななしのいるせいかつ[] 投稿日:2005/04/21(木) 01:45:08
高校のころにあった話。
うちのじいちゃんは元建築業ということもあり、昔気質で子供の俺から見てもおっかなく、
近寄りがたかった。
はなれと母屋ですんでいたのに俺がじいちゃんに苦手意識を持っていたので
コミュニケーションというものが全くなかった。
高校に入学すると、待っていたのはイジメの日々だった。
クラスのやつらほとんどから無視され、一部のやつらから殴ったり蹴ったりされた。
俺はいじめられてるのを家族に知られるのが嫌で顔にアザができたときとかは
わざと庭先で転んだりしていた。
俺は学校へ行くのが嫌になり、いつも公園などで授業が始まるまで時間をつぶしていた。
ある日、学校から帰ろうとすると、家の近くでいつも俺に暴力を振るってくるやつらと
偶然会ってしまった。
そいつらと目を合わせないように通り過ぎようとしたが結局因縁をつけられ、腹とかを殴られた。
俺は隙を見て逃げ出したが、俺の家の庭先の前で捕まり、再び暴力をふるわれた。
すると、家からものすごい剣幕で助けに来た人がいた。じいちゃんだった。
じいちゃんは俺を殴っていた3人の一人に飛び掛り、たちまちボコボコにした。
残りの二人がじいちゃんを止めようと殴りかかっていくのが見えたので、
俺も必死でそいつらに向かっていった。
結局騒ぎを聞きつけた近所のおじさんなどが喧嘩をやめさせた。
じいちゃんも俺も不良3人もボコボコになっていた。
じいちゃんは尚も怒りがおさまらないのか、最初に殴りかかっていった相手の首根っこを
つかみ、そいつの家まで連れて行った。
母親がじいちゃんを心配してついていった。俺は母親に言われ自宅で待っていた。
だいぶ時間が経って、じいちゃんと母親が戻ってきた。
俺はじいちゃんに「ありがとう」みたいなことを言ったが、じいちゃんは何も言わなかった。
その日の夜、俺は母親に呼ばれ、話を聞いた。
不良の家に行ったじいちゃんは玄関に入り、出てきたそいつの母親にいきなり土下座して
謝ったらしい。
「お宅の息子さんをこんなにしてすまない」と。
「わしはどうなってもいいからどうか孫と仲良くしてやってくれ」と。
もともと不良が俺を殴ったりしていたのが悪かったということでじいちゃんや俺には
お咎めなしで警察沙汰にもならなかった。
その話を聞いて俺は涙が出て止まらなかった。
明日朝一番にじいちゃんに話をしに行こうと思った。
結局それ以降も学校でのそいつらの態度は変わらなかったが、不思議とイジメも
何の苦にもならなくなった。


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