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精一杯親孝行したい

2ch



449 :774号室の住人さん:2006/04/05(水) 05:33:33 ID:tLtS8I3D
中学~高校時代に登校拒否をしてて両親には本当に迷惑をかけた。
あの時は自分のことだけしか考えていなかった。
毎日死ぬことだけを考えてて、母親に向かって「生まれたくなかったのに!」と何度も言った。
その度に母親は泣きながら俺が生まれたときことを話してくれた。
現在ほど医療の発展していなかった時代、難産で母は出血多量で瀕死の状態。
父親の話では医者からも「駄目かもしれない」と聞かされていたそうだ。
だが母親は奇跡的に生還した。

俺が「死にたい」と言った時、母は「死ぬのがどんなものかわかってるの?
あんたが今苦しい苦しいと言ってるけど、(本当の死の苦しみは)そんなもんじゃないんよ。
あんたのおばあちゃん(俺が2歳の時に亡くなった)も糖尿病で入院していた時、
窓から飛び降りればどんなに楽だろうかと話してくれたんよ。でも、後に残るあんた達に
恥をかかせることになるからっておばあちゃんは最後まで頑張った。あんたも頑張りなさい。」
母は泣きながら教えてくれた。

実際に死にかけた経験のある母の言葉は重かった。
このときから俺は簡単に「死」って言葉を使わないようにした。単なる逃げでしかなかったんだ。
後に残る人たちのことを何も考えていない自己中心的で馬鹿な俺だった。
母はそのあとも跡継ぎの長男が生まれてきてくれたことがどんなに嬉しかったかということを教えてくれた。


450 :774号室の住人さん:2006/04/05(水) 05:34:20 ID:tLtS8I3D
高校卒業後、予備校に入ってようやく俺は立ち直った。そして無事大学入学。
その年の秋、大学の試験がちょうど終わった頃母から一本の電話がかかってきた。
母「もう試験終わった?出来栄えはどうだった?」
俺「うん、終わった。そこそこ出来たよ。」
母「そう、それは良かったね。ところでお母さんの喋り方変じゃない?」
俺「?」
母「実は3週間くらい入院しててね。何の病気だと思う?」
俺「!」
母「脳梗塞になったんよ」
俺「・・・・・・・・・・・・」
母「でも、心配しないで。最近は大分調子が良くなって、言葉もすらすら話せるようになってきたから。」
俺「・・・・・・・・・・・・」
何か話そうとしてみたけど声にならない。それほどショックだった。
やっと親孝行出来ると思ったのに、なんで・・・・。
心労をかけるだけかけて母は死んでゆくのか。病気の一因は俺だ・・・
家事も仕事もこなして毎日一日中働いてきた。しかも俺という負担も背負わなきゃいけなかった。
このまま死んでしまったら母の人生は一体何だったんだろう?
そう考えると悲しくて悲しくてしかたがなかった。

先月は体調を崩していて心配したけど、幸い今は幾分元気だ。
ただいつまた発症するかはわからない。
それを踏まえて母親の死を受け入れる準備はしないといけない。
今はまだ想像すらしたくないことだけど、いつかは必ず来ることだ。
なぜ生きているうちに親孝行しなかったんだろう、
あんなことやこんなことしてやりたかった、っていう後悔だけは絶対したくないんだ。
だからそのために精一杯親孝行して「これならいつ死んでも悔いはない」って言わせるくらいに
残りの人生をもっと幸せなものにしてあげたい。


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