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おたくな男友達だった彼の話

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1 名前:以下、はてなにかわりまして元増田がお送りします。 投稿日:2010/08/28 23:24:02
もともと友達は少ない方だった。
ほとんどの友達が、学校を卒業とともに都会に就職していき、
地元に残された私は、仕事に慣れるのは大変だったとはいえ、退屈していたし、少し寂しかった。

そんな時、学生の頃いたサークルのつながりで知り合った人達のなかに、彼はいた。
彼はおたくだったけれど、それは問題ではなかった。私もおたくだったから。
私は腐女子ではないけれど、まわりから腐女子だと思われ、
腐女子からは異物扱いされていた、おたくだった。
アニメやマンガの話で盛り上がったので、彼らとたまに会うようになった。
そのうち、その彼と二人きりで会う事もあるようになっていった。
けれど、男女の仲にはならなかった。

彼の内面はわからないけれど、私は友達だと思っていたし、
ちょっと変な関係だと思ったけれど、学生の頃の文科系サークルのようで楽しかった。その頃は。
楽しかったというか、寂しさを紛らわせる事ができたので、
「これはちょっと厄介な事になったかも」と思うようになるまで、少し時間がかかった。
「同じアニメが好き」だった頃は何も問題なかった。というより、よく彼のことをわかってなかった。
そして、そのうち気がつきはじめた。
彼は、自分の好きなものは延々語るけれど、私が私の好きなものを語りだすと、
パソコンや携帯の画面をちらちらと見始める。
「話し聞いてる?」とたずねたら、「聞いているよ」と答える。
けれど、その後の会話で、話を聞いていないことがすぐにわかった。

そのうち、自分の言いたいことを一方的に話す事が増えてきた。
そして、彼は自分の興味のないものには冷酷だった。
自分が好きではないアニメに対しては、罵詈雑言を浴びせた。
彼の話題は、パソコン、アニメ、AV機器しかなく、
共通の話題を見つけることがだんだん難しくなっていった。
口論が増えてきて、一緒にいても楽しくなくなり、
彼といっしょにいる事が重荷になってきた。
私が仕事で辛い時期があり、なるべく言わないようにしていたのだけれど、
ついグチを彼に言ってしまった時、彼は5分と私の話を聞いていなかった。
私の話をさえぎり、結局自分の不満を2時間近く喋ってましたね。

始めは人当たりが柔らかいけれど、彼と喧嘩別れした人は多いと聞いた。その理由はよくわかる。
彼は高価なテレビやレコーダーは買うけれど、
「友達と一緒に食事」などの人付き合いのためのお金は極端に出し惜しみして、他の人達と揉めていた。
彼は自分がこだわっているモノ以外を、認めようとしなかった。
私が「(部屋が狭いので)小さいテレビがいい。(私には)大きいテレビはいらない」といった事がある。
大型テレビが好きな彼は、それを「大型テレビを否定した発言」としたみたいで、くってかかって来た。
こっちは、部屋は狭いし、最近のテレビは小さくても綺麗だし、と言っているだけなのに。
大きなテレビは世界に必要なしだなんて、言ってないじゃん。

そして、じょじょに彼のまわりには、
「アニメを録画し損ねたので、DVD貸して!」と、彼を便利に使う人だけが残っていった。

内心お互い馬鹿にして、利用しているだけなのに、
表面では友達や仲間の振りをしているおたく達が、気持ち悪かった。
そしてだんだん自分も、その中の一人に思えてきた。
私も「アニメやマンガの話をしたい」から彼らを利用しているけれど、内心はバカにしている。
それでも、独りよりはマシ。そう思っているのではないか。
友達から「あんたは難しく考えすぎる」と、よくいわれるけれど、
考えすぎて、どうしていいのかわからなくなっていった。

もうフェードアウトしようと思い、
「仕事が忙しいから」「ちょっと風邪気味だから」と理由をつけて、会わなくなっていった。
しばらく経って、「君が俺を避けているのは何故だ?」
「俺を馬鹿にしているのは知っている」などと、彼からメールが届いた。

彼と一緒にいると、自分が彼の母親になった気分になる。
彼は、相手(私)の事を大きな木だと思い、自分は小鳥のつもりでいて、
自分がとまっている枝を揺するような事をしていたと、今になって思う。
木の枝をゆすって、私を試すような事を、彼はし続けていた。
でも彼は「小鳥」ではなかったし、彼を支える木にしては、私は細すぎた。
「ボクがこんなに暴れても、キミはそばにいてくれるかい?」
結局、私は耐えられなくて、彼から逃げ出したのだ。

なんで、こんな事を、ここに書こうと思ったのか。自分でもよくわからない。
「こんな事があった」という話なので、おたくを悪くいうことが目的ではないので、誤解しないでほしい。

2 名前:以下、はてなにかわりまして増田がお送りします。 投稿日:2010/08/29 07:39:19
彼はもともと他人に対する依存性が強いんでしょう
それでいて、狭い自分の観念・価値観以外のものを見ようとはしない、自信がないから
これが彼の抱える最も大きな矛盾であり、そして苦しみにもなっているでしょう

母親のようになった気分になる、というのは彼の依存性から、彼が理想の母親を無意識的に求めているからです
だから他人の話を聞けないのですが、そんな人は現実的にいないですし、あなたは逃げたなどと罪悪感を背負う必要はありません
あなたは気付いているでしょうが、彼自身が素直になり自分の問題に気付くまで、少なからず時間はかかると思われます


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