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俺が突っ込むけん逃げなっせ!

2ch



68 名前:体育会系[] 投稿日:2006/12/15(金) 17:55:21 ID:Qi9XYRqv0
母方の実家の仏壇に先祖の名前以外の御位牌がありその理由を尋ねた。
じっちゃんが話してくれた話をかいつまんで書くと・・・・

徴兵で配属された部隊に同郷の出身者がいて、身の上話をする間柄になってた
戦局も押し迫ったある日、敵の襲撃を受けその部隊は大混乱になり撤退命令が
出たのだが、じっちゃの隊は自軍の速射砲や野砲の破壊破棄を命ぜられ
敵の進撃が間近に迫る中、破壊作業を終えると同時に敵の戦車と兵隊が襲い
襲い掛かってきて、隊はほぼ全滅。残る日本兵を米兵が撃ち殺し始めた。

じっちゃんも戦死を覚悟し、手榴弾で自決攻撃をかけようとした時に
同郷の出身者が、じっちゃんの手から手榴弾をもぎ取り「俺には嫁も子供も
親ももうおらん、俺が突っ込むけん逃げなっせ!」と言い放ち敵軍の中に突っ込み自爆。

敵の一瞬の混乱に乗じて、じっちゃんを含む数名は何とか脱出し、その後終戦で
捕虜収容所から日本に復員し、その同郷の出身者の一族を探したが見つからず
じっちゃんの家の仏壇に入っていただいているとの事。
「あんのとき、あの人がおらんやぅたら○○(戦後に生まれた長男)はおらんやったけん
○○はあの人の名前から一字頂戴しとるんよ」この話を聞いた頃はなんとも感じなかった
けど、今思い出してちょっと涙が出てきてしもうた。

幸い、当家では父方も母方も戦死した人はいないが、生き残れたのは多くの
戦友の戦死があったからだといい、毎年靖国に参拝していた。
そんなじっちゃんも鬼籍に移ったが、今は孫の漏れが靖国に参拝するようにしている。


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