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カエル石

2ch



僕は今まで生きてきた中で親友と呼べる奴が5人いる。
そのうち4人とは今でも連絡取り合っているが、僕が初めて出合った親友Tとはもう
かれこれ12年連絡がとれないでいる。
Tは最高に愉快で優しい奴だった。Tは決して恵まれた環境ではなかったが、いつも
明るくニコニコしていた。そんなTと僕はいつもつるんで遊んでた。
夏休みもあと3日で終りという時だった。いつものように虫網を持ち近所の山を探索していると
Tがいきなり「俺たちはいつまでも友達なんよな。ずっとかわらんよな・・・・」と言い、
僕は「当たり前や、いつまでも友達に決まってるやん!なにいっとんの?」といったまま僕は固まった。
Tが泣いている、大粒の涙をボロボロこぼしながら泣いている。。
「おい、どうしたん?なんね?」Tはただ泣いていた。
僕もそんなTを見て泣いた。Tは「おおきに。ありがとな・・・」と何度も何度も言った。
その夜Tの家族は居なくなった。借金が原因だったらしいことはずっと後に知った。

T元気か?僕達はずっと友達だ、今も変わらない。僕の心の中には真っ黒に日焼けして、やんちゃな笑顔
を浮かべてるTがずっと居る。そしてあの日二人でとったカエル石は僕の机の上に今もあるよ。
なんも知らん人から見たらただの石ころだけど、僕にとっては宝石だ。元気でいることを祈る。
そしていつの日かまた会えると信じてる。


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