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デブオタにしか見えないが

2ch



294 :おさかなくわえた名無しさん:2013/07/24(水) 21:09:26.80 ID:5Gi4N0hr
 俺の武勇伝と言うより友人がしてくれたスーッとした出来事。


その友人が久しぶりに大阪に遊びに来たので、
観光ついでに大阪でんでんタウンへと行った時の話。
 パソコンやらおもちゃ、そして看板屋に什器屋などを楽しく見て回り、
そろそろお腹が空いたなと適当な店を探していると
前からいかにも、といった感じのDQN三人が参上、
そのニヤついたいやらしい視線は明らかにこちらへ向けてロックオンしていてて嫌な感じ。

 まぁ、彼らが目をつけるのも無理もありません、
何せその時の俺は背は高くとも痩せ型のヒョロイ男で、
そして友人もまた如何見ても体重90オーバーのデブオタにしか見えません。
彼らにしてみれば、鴨がネギを背負ってやって来た、といった所でしょうか。
十中八九、俺達の財布を奪うついでにストレス発散をするのが目的でしょう。

 そして予想通り「おい其処のデブ、汗くせえんだよ」と絡んでくるDQNたち。
俺は兎も角、友人に絡むなんて止せばいいのに、と考える俺をよそに、
DQNの一人が友人の胸倉を掴みにかかります。
 その次の瞬間

 バ チ ン

 通りに響き渡るとても良い音。吹き飛ぶDQN、
友人が何も言うこと無く放った平手打ちによる物でした。
他のDQN二人は一瞬、何が起きたのか理解できず唖然とした後、
倒れてる仲間を助け起こすこともせず「てめぇ何しやがった!」と友人に掴みかかります。

 バ チ ン
    バ チ ン

再度響く良い音、そして先ほどの仲間と同じく平手打ち一発で吹き飛ぶDQN二人。
その時の友人の表情はどういうものだったかは、
あいにく俺には吹き飛んだDQNの方を見ていてた所為で分からなかったのですが
吹き飛ばされたDQNが尻餅をついた体勢のまま、
怯え混じりの視線を友人へ向けていた所から見て、
さながら仁王か不動明王の様な顔をしていたことでしょう。
程なく、DQN達は「お、覚えてろよッ!」などと
ありきたりな捨て台詞を残してそそくさと逃げ去っていきました。





295 :おさかなくわえた名無しさん:2013/07/24(水) 21:09:57.59 ID:5Gi4N0hr
 さて、もう察しの良い方なら既にお気づきかも知れませんが、
DQN達がただのデブオタだと思って喧嘩を売った友人は、
実は大学生の頃に相撲に打ち込んでいて、
プロになれば十両以上になれると有望視された物の、
腰を痛めた事で引退を余儀なくされた経歴の持ち主で。
それ故にそんじょそこいらのDQNが束になっても敵わない力が有りつつも、
ご飯と子供とおもちゃを何よりも愛する優しい力持ちタイプだったりするのです。
しかし引退したとは言え、友人は今でも身体は鍛えているらしく、
彼の腕を触ってみるとぷよぷよの脂肪の下にがっしりとした分厚い筋肉が付いており、
そんな彼の平手打ちをまともに食らったDQNも可哀想だなとつい思ってしまったり。

 あれから数年経った今、時々酒の席でその話をすると、
顔を赤らめながら「止めてくれよ、恥ずかしい」とはにかんだりする彼のその様子に、
彼の嫁さんが惚れるのも無理も無いなぁと微笑ましく思ったりするこの頃だったりします。


 因みに、幸せいっぱいな友人に対し、俺は未だに独り身です(↑q↑)
駄文失礼致しました。


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