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大きなクッキーの箱

2ch



303 名前:癒されたい名無しさん[] 投稿日:04/12/11(土) 14:26:57 ID:q7rVV597 [2/3]
夏のキャンプで、ある男の子に、
母親から大きなクッキーの箱が送られてきました。
彼は少し食べると、残りをベッドの下に入れておきました。
翌日、昼食の後にクッキーを取りにいくと、箱が消えていました。

その日の午後、盗みがあったと聞いていたキャンプの指導員は、
別の少年が、木の後ろに座って盗まれたクッキーを食べているのを見かけました。
「あの子は」
と、彼は自分に言いました。
「盗みをしちゃいけないってことを学ばないといけないな」

みんなのところに戻り、指導員はクッキーを盗まれた少年を探しました。
「ビリー」
と、彼はいいました。
「誰がクッキーを盗んだか知っているんだ。
その子に何をしちゃいけないか教えるのを手伝ってくれないかな?」

「あのう、いいですけど・・・その子を罰するんじゃないの?」
と、当惑した少年が答えました。

「いや、それじゃあ彼は怒って君を憎むだけだ」
と指導員は説明しました。
「お母さんに電話して、クッキーの箱をもう一箱送ってくれるように頼んでもらえないかな」

少年は指導員の言うとおりにし、数日後、
クッキーの箱がもうひとつ送られてきました。

「さて」
と、指導員はいいました。
「クッキーを盗んだ少年は湖のそばにいる。行ってそのクッキーを分けてあげなさい」

「でも」
と少年は抗議しました。
「あいつは泥棒だ」

「わかってる。でもやってみて・・・どうなるか見ててごらん」

30分後、指導員は二人が腕を組んで丘を上がってくるのを見ました。

クッキーを盗んだ少年は、盗んだものの代わりになんとかして
自分のジャックナイフを受け取ってもらおうとし、
被害者の少年もまた、その新しい友人からの贈り物を一生懸命断ろうとしていました。
古いクッキーがいくつかなくなったくらい、たいしたことじゃないんだよ、といいながら。


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